読み物

2021/05/16 09:22

米どころ高根沢であらたな取組みがスタートしました!



高根沢町の若手生産者がメイドイン高根沢の酒米づくりに挑戦します!

 

高根沢産の酒米「山田錦」で日本酒をつくります。

山田錦は酒米の王様と言われています。 

日本酒が好きな方はこの酒米で作られたお酒が好きという方もいらっしゃるかもしれませんね。


お米・お酒づくりも初心者の

元気あっぷむらスタッフが初心者目線でお伝えしてまいります。

果たしてどういう作業があるのか…今から楽しみです!

 

4月下旬には種まきを実施しました。

農業には“良い苗を育てることは,収量の半分が保障されたようなもの”という

「苗半作(なえはんさく)」という言葉があるのだとか。


種まきはこの育苗箱にまいていきます。↓


この育苗箱に床土⇒水⇒種籾⇒覆土の順に置いていきます。

まく種籾の密度や覆土の量でもどういう米になるかが変わってくるそうです。奥が深い…


種まきした種籾はこの育苗機という機械に入れられます。

こんな機械です。↓



種まきから田植えまでの苗は赤ちゃんを育てる様だと言われています。

まさしく赤ちゃんを見守るように、発芽にぴったりな温度管理をしっかりされている中で発芽を待ちわびます。


ある程度発芽させると苗出しという作業に入ります。

育苗機から出されたばかりの苗↓


もやしのように白いです。

これから少しずつ、少しずつ日に当てていって田植えで見たことがある緑色になるまでビニールハウスで育てていきます(緑化というそうです)

ビニールハウスにすべて敷き詰めた様子がコチラ↓


ちなみに横にある緑色の苗はとちぎの星の苗だそうです。

山田錦の栽培時期は食用米に比べて遅いことがこの画像からも分かります。

しばらく時間がたつとこの苗も成長してこんな緑色になるのでしょうか…?


次回は代掻きを取り上げる予定です。お楽しみに!


 ~何故酒米づくりなの?~

 米どころとして栃木県内では有名な高根沢ですが、長いこと高根沢の日本酒がない状況でした。

そこで2018年3月に高根沢日本酒プロジェクトが開始され、「縁(えん)も高根沢」という日本酒が完成しました。

この「縁も高根沢」は高根沢産山田錦を100%使用した純米吟醸酒で、2019年には地元の新聞でも紹介されています。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/132131


このことからも高根沢に日本酒を!といった熱い思いが今の高根沢町内に溢れています。

そこで今回は高根沢町の若手の生産者が前述のプロジェクトを受け継ぎ山田錦の生産に再び取り組みます!